校長あいさつ

校長あいさつ

柴田学園高等学校 校長 中村 光宏校長中村光宏

 

時代と共に生き

 

      時代と共に歩む

 

 本学園の創設者柴田やす先生は、女性の地位向上と社会的自立のため、鍛冶町の借家に15人のお針子を集めた裁縫塾を立ち上げ、以来、その生涯を女子教育一筋に捧げ、現在、東北でも有数の女子教育の殿堂である「柴田学園」の礎を築かれました。

 大正12年、各種学校令による女子実践教育の学校として正式に認可され、「弘前和洋裁縫学校」が設立。「弘前和洋裁縫学校」は、時代と共に種々の変遷を経て、昭和23年4月、国の学制改革により「新制高等学校」が発足し、「柴田学園高等学校」が開校されました。

その70周年の節目に、本校は共学校として新たなスタートを切ることになりました。

 開校以来、家庭科教育の実践、産業教育研究校の指定、さらには全国放送コンテストでの3度の全国優秀賞受賞など文化面で活躍。またスポーツ面では、スキー部の全国高校総体総合優勝やオリンピック選手の輩出、ソフトテニス部の全国高校総体団体4位入賞など、様々な場面で活躍し、「柴田女子」の名声を全国に知らしめてきました。

 近年では、全国俳句甲子園出場や全国ファッション甲子園準優勝。バスケットボール部の全国ウインターカップベスト8入賞やソフトボール部の県春季大会優勝など、文化スポーツの各方面で活躍し、学校を活性化させてきました。

 しかしながら、昭和50年代後半から社会情勢が一変し、全国的な少子化の波が急速に押し寄せてくるようになり、本校も一時1,800名を超える発展を遂げながら、近年は、生徒数の大幅減を食い止めることができませんでした。

 その背景には、進学率の上昇により進学重視の高校が注目されるようになったことと、社会情勢が「男女平等」「男女共同参画社会」が謳われており、男女別学がニーズとして重要視されなくなったことも大きく影響していると思います。

学校の責任として、生徒に対して安定した教育条件を提供する義務があります。そのためにも、安定した生徒数の確保は、私学であれば絶対に外せない問題です。このような複雑な事情が絡み合って、平成31年4月へ向けて、本校は共学化を決定し準備を進めてきました。

 

平成31年4月6日(土)入学式

 今年度の新入生は、男子51名、女子109名の合計160名となりました。平成30年度は、女子74名の入学だったので、実に2倍以上の生徒が、共学校となる本校に期待してくれ、本校を学びの場に選択してくれました。共学校としては何の実績もない本校にあって、今般の生徒の入学には、教職員一同、大きな喜びと共に身の引き締まる思いです。

本校の生徒にとって、高校生活3年間が、「明るく」「楽しく」「充実したものになる」ように、教職員は一丸となって指導し、一人一人の自己実現のために尽力する決意です。

 

「教育即生活」(学校で学んだことを生活の中に生かす)

 学びのスタイルは変わっても、95年以上に及ぶ本学園の「建学の精神」は何ら変わるものではありません。本学園の歴史は、脈々と引き継がれていきます。

 本校の教育理念は、厳しい実社会を生き抜くため、自立した立派な社会人を育てることです。そのために、高い教養と正しい躾を徹底して身につけさせる指導を徹底しています。そこには、男女の区別はありません。ただ知識だけを詰め込んで難関大学に入学させても、自立できなければ何の教育なのでしょうか。本校は、生徒を駒のようには扱いません。学校の名声を上げるため、進学や部活動で生徒を利用するような教育はしません。生徒一人一人の個性を大切にし、生徒に寄り添って共に学んで成長しています。

 

時代と共に生き 時代と共に歩む

 「柴田学園高等学校」。元号が変わり、一つの時代が移り変わろうとしています。瞬間瞬間に様々な変化をする時代。生きることがますます難しくなる時代。そんな「今」に対処するためにも、よき「伝統」を受け継ぎながら新たな「風」を柔軟に吸収することが、人を大きく成長させる力となるのではないでしょうか。

 生徒の主体的な学校生活が、新しい未来を創造していくことを確信しています。

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